シニアマンションの特徴とは

シニアマンションについて

シニアマンションとは、その名のとおりシニア向けのマンションのことです。

老人ホームなどと似ていますが、特徴としては、以下のような物が挙げられます。

一つ目は、「費用について」。

分譲の場合は、普通のマンションと同じく、住宅ローンなどを使って買うことになります。

金額も、たいてい普通のマンションと同水準であり、マンション本体の値段に、毎月の管理費・修繕積立費などが加算されます。

不動産会社が売っていることが多いので、買おうと思っているなら、尋ねてみるとよいでしょう。

買うには手持ちが不足しているという場合は、賃貸を利用するという手もあります。

二つ目は、「入居条件について」。

年齢制限はありませんが、基本的に元気なシニアを対象としているので、「自立」または「軽度の要介護」が条件となっています。

ですから、入居してから認知症などになった場合のことも、考慮しておくべきでしょう。

三つ目は、「介護および医療について」。

シニアが対象なので、多くの物件ではクリニックや薬局などが併設されています。

ただし、介護サービスを使う場合は、訪問介護など在宅系のサービスを使うことになります。

その他の特徴

四つ目は、「施設内での活動について」。

カラオケルーム・フィットネスジム・バー・レストランなどが用意されている物件もあります。

また、レクリエーションプログラムを行っている所もあります。

ただし、どのような設備があるのかは物件によって違うので、事前の確認は必須です。

五つ目は、「サービスについて」。

たいていの物件では、看護師や介護スタッフなどを常勤で置いています。

また、キッチンやトイレなどが完備しているのはもちろんのこと、居室面積は35~100平方メートルと広めに作られているため、夫婦で入居可能となっている物件も多くあります。

さらに、管理人を常駐させている物件も、少なくありません。

介護施設のように、配置すべき人員が規定されているわけではありませんが、たいてい3名ほどが置かれています。

これにより、緊急時にも対応できるようになっています。

そして、分譲の場合は、入居に関しては「所有権契約」となり、管理組合が置かれます。

ここが、老人ホームなどと大きく異なる点です。

管理組合があることで、サービスの内容などについて、入居者の意思で変えることができるのです。

ただし、入居者はシニアのみを対象としているので、理事の選出などができなさそうな時は、外部から専門家を呼ぶなどすることもあります。

最終更新日 2025年5月24日 by nakojp