
東進衛星予備校の沿革と特徴
東進衛星予備校は、東進ハイスクールの講義を通信衛星やインターネット回線を利用してフランチャイズ加盟している学習塾や予備校に配信しているシステムであり、東進ハイスクールと同様に株式会社ナガセが運営しています。
株式会社ナガセは、永瀬昭幸氏が東京大学経済学部在学中に実弟の永瀬昭典氏とともに1971年に立ち上げた学習塾「ナガセ進学教室」が起源であり、1978年に株式会社東京カルチャーセンターから譲り受けた東京進学教室」を同年12月に東進スクールと改称した企業です。
株式会社ナガセについて
株式会社ナガセは、創業者である代表取締役の永瀬昭幸氏が自分名義で23.33%と有限会社昭学社名義で32.03%の株式を保有しており、有限会社昭学社の株式を相談役として永瀬昭幸氏名義で36.7%保有していることから永瀬昭幸氏が株式会社ナガセの株式を50%以上保有しているも同然です。
永瀬昭幸氏は、株式会社東進ハイスクールや有限会社昭学社だけでなく株式会社ナガセマネージメントや現株式会社東進育英舎などの東進関連企業の代表取締役社長に加え、株式会社四谷大塚関連企業や株式会社早稲田塾などの代表取締役社長も兼任している創業者です。
株式会社ナガセは、1991年に「東進ブックス」などの受験参考書を発行する出版事業部を立ち上げるとともに全校舎を対象とした衛星授業「サテライブ」を開始し、衛星授業「サテライブ」が東進衛星予備校の原点です。
翌年の1992年には、全国の塾・予備校を対象にフランチャイズ事業を立ち上げるとともに「ナガセPCスクール」の開設や「スカパー!プレミアムサービス」で放送開始され、現在では衛星授業「サテライブ」が受講できる学習塾や予備校が1,000校以上あるとされています。
株式会社四谷大塚と株式会社早稲田塾
株式会社四谷大塚は、1954年から日曜教室を開催していた駿台四谷分校と大塚予備校が起源の予備校であり、2006年の買収によって株式会社ナガセの傘下に降った予備校です。
四谷大塚は、基本的に中学受験突破を目標とする小学生を対象とした予備校ですが、校舎によっては理科実験室を完備しているのが特徴です。
四谷大塚では、小学4年生〜6年生を対象として衛星授業「サテライブ」を模した通信教育「進学くらぶ」を運営しており、小学2年生〜5年生を対象とする全国統一小学生テストを実施しています。
株式会社早稲田塾は、1979年に現役高校生の専門塾として開校した予備校ですが、2014年に株式会社ナガセの傘下となっています。
早稲田塾は、関東地方に計12校を展開している現役中学生を対象とした予備校であり、オーダーメイド・カリキュラムなどのオリジナルの指導方法でオリコンの顧客満足度の高い塾・予備校の講師部門でランキング1位を獲得したこともある予備校です。
東進衛星予備校は、「高速学習・担任制度・合格指導面談・膨大なデータ」が大きなメリットとされ、さらに林修先生や村瀬哲史先生などテレビでお馴染みの先生の講義に加えて確かな実力を有する講師陣の講義を受講することで高い合格率を実現しています。
短期間集中で学習効果を実感することができる
高速学習は、インターネット回線で自分の都合に合わせて好きなだけ講義を視聴することができるのでやる気さえあれば、1日で数日分の講義を視聴することもできることから1カ月で1年分の講義を理解することができます。
そのため、短期間集中で学習効果を実感することができ、実感できることでモチベーションが向上しさらに学習効果を実感できる学習システムです。
また、自宅で学習するので予備校と自宅の往復時間を排除することができ、移動時間を短縮できるので体調管理の上でもメリットが大きい学習システムです。
膨大なデータは、東進衛星予備校のオフィシャルサイトに過去22年分のセンター試験問題と各大学の試験問題がデータベース化されており、好きな時間に自分の志望校の過去問試験問題を自由に閲覧して勉強することもできるので志望校よりも1ランク上の大学の過去の試験問題で力試しをすることもできます。
東進衛星予備校MSGは、インターネット回線を利用した学習システムですが、大学受験をしっかりとサポートしてくれる担任制度と合格指導面談があり、模試の結果とロードマップを照らし合わせる指導面談だけでなく日々の勉強や諸々の悩みに対応している担任制度があるので合格するまで学習から私生活までしっかりとサポートしてもらえる予備校です。
東進衛星予備校の料金について
料金は、入学金税込33,000円と担任指導費用税込33,000円に授業料税込77,000円〜となっており、他に模試費用が高校一年生税込11,000円〜受験生税込26,400円とさほど高額な料金でないのが特徴です。
料金は、ユニットで受講すると割引が適用されるのでよりリーズナブルに受講することができ、浪人して予備校に1年間通うことを考えれば非常にリーズナブルな受講費用かつ受験生にとって有効に時間をつける予備校と言えます。
最終更新日 2025年5月24日 by nakojp